[Linux] Bash readonly 使用法: 変数を変更不可にする

Overview

readonly コマンドは、シェル変数を変更不可にするために使用されます。このコマンドを使うことで、特定の変数が意図しない変更を受けるのを防ぎ、スクリプトの安定性を向上させることができます。

Usage

基本的な構文は以下の通りです。

readonly [options] [arguments]

Common Options

• -p: 現在の readonly 変数のリストを表示します。

Common Examples

例1: 変数を readonly に設定する

MY_VAR="Hello"
readonly MY_VAR

このコマンドにより、MY_VAR 変数は変更不可になります。

例2: readonly 変数を表示する

readonly -p

このコマンドは、現在の readonly 変数のリストを表示します。

例3: readonly 変数の変更を試みる

MY_VAR="Hello"
readonly MY_VAR
MY_VAR="World"  # これはエラーになります

このコマンドを実行すると、MY_VAR を変更しようとした際にエラーが発生します。

Tips

• readonly を使用する際は、変数名が他のスクリプトやシェル環境で使用されていないことを確認してください。
• スクリプトの重要な設定値や定数を readonly に設定することで、意図しない変更を防ぐことができます。
• readonly で設定した変数は、スクリプトの他の部分でも変更できないため、慎重に使用してください。